カントークラシック使用構築 戦績26-4
今回の構築記事は、インターネット大会のカントークラシック(カント―地方の禁殿を除いたポケモンのみの、持ち物なしの66シングル)で使用した構築の紹介になります。
66シングルのルールでは激しいサイクル戦になることが見込まれ、ある程度安定したサイクルを回せることを意識して
想定される環境に少しずつ対策を入れながら、トップメタになるであろうポケモンでパーティを構成しました。
131-*-65-187-115-189
エスパーの通りがいい環境下において、高いSからの高火力、ステルスロックや毒びし展開のスリップダメージを気にしなくていいおまけつき等から、採用しない理由が見当たらないくらいには優秀なポケモンでした。
初手が比較的に安定することと、終盤の抜き要因としても活躍する上に、遅い積みアタッカーをアンコールで流せたりする器用さもあって、周りの評価よりは使い勝手がいいポケモンだったと思っています。
カイリュー(マルチスケイル)
175-204-116-*-124-120
ドラゴンクロー 神速 アイアンヘッド 竜の舞
相手のフーディン、サンダースなどの高速アタッカーに比較的安定する対面性能の高さ、舞えた時の抜き性能の高さはとても重宝しました。
Sは1舞で最速110族抜き。神速がはいらないゲンガーを意識したものでした。大会が終わってからですが、別に極振りにしてもよかったかなというのが正直な印象です。
ドラゴンクローはうちわけができてとても使い勝手がよかったのですが、多少火力不足なところはありました。
このルールでは、必ずと言っていいほどピクシーが採用されるので、地震や馬鹿力よりもアイアンヘッドを優先させました。
HBピクシーでもステロ込みでは確定2発をとれるので、安易な受け出しを許しません。
ヤドラン(再生力)
201-*-178-122-100-50
安定した物理受け。激しいサイクル戦の中で、高い耐久と再生力はとてもいやらしく強力でした。
サイコショックではなくサイコキネシスな理由はパルシェンの処理速度を速めるため。
シャドーボールは同族を少し意識したものです。
トリックルームはパーティ全体のSが遅いことと、積みアタッカーへの切り替えし、後述のサイドンで抜いていくサポートとして採用しました。非常に刺さる場面が多かったです。
カビゴン(厚い脂肪)
235-178-117-*-130-51
のしかかり かみくだく 眠る 寝言
このルールにおいて間違いなく最も役割が多く、サイクル戦の中で最も大事にしなければいけないポケモン。
特殊アタッカー全般に役割を持ち、せめてもの眠り粉バトンの対策です。
過労死してしまうため眠る寝言は必須でした。寝言で多少の運げーになる点はしょうがなかったです。
ピクシー(天然)
201-*-137-116-111-81
ムーンフォース 瞑想 月の光 電磁波
相手の積みポケモンのストッパーかつ、詰め要因。
このポケモンの障害になる毒タイプ、鋼タイプ(レアコイル)を倒しきった後に
積んで、詰めた試合が一番多かったように思います。
サイドン(避雷針)
207-200-146-*-65-60
高いA(ガブリアスと同種族値)と優秀な技範囲、ステルスロックもまけて、一撃必殺のワンチャンスもある。そして何より、カビゴンに強く出ることができる非常に優秀なポケモン。
カビゴン対面を作った時の裏への圧力が素晴らしく、活躍の場面がとても多く感じました。
トリックルーム下での制圧力は素晴らしく、お相手が高速アタッカーしか残していない場合などに、一掃を狙います。
考察通話のメンバーで、最初このパーティを組んだときは、単純に強いポケモンを寄せ集めしただけだったのですが、
安定したサイクルを回せるヤドランカビゴンピクシーの並びに加え、
フーディンの抜き性能、カイリューの対面性能かつ抜き性能、ピクシーの詰め性能、トリックルーム化のサイドンの制圧力など
色々な勝ち筋を探しながら戦えるいいパーティに仕上がりました。
きついポケモンはとことんきつく、レアコイル、ニドキングなどが入ったパーティには厳しい立ち回りが強いられましたが
多くのパーティ相手に柔軟に戦えるという意味では完成度が高かったんじゃないかと思います。
一緒に考えてくださったいっちーさん、セルカークさん、チャックさんどうもありがとうございました。
戦績は26勝4敗。潜る時間をしっかりと考えておけば1800代も達成できた結果だったと思うので悔しさは残りますが、満足はしています。
と言おうと思いましたが、結果を見て唖然。
同じパーティ同じ戦績で、1800に載せられた方もいたので
マッチングFxxK!!って感じで終わりました。
ご高覧ありがとうございました。